アイシングクッキーってお砂糖がモリモリでカラフルなイメージ?
こんな風に赤やブルーやカラフルに着色されたお砂糖がたっぷり乗ってるクッキーをイメージする人が
多いと思います。可愛いくてキュートですよね!
でも食べるとなったら、ちょっと考えてしまう人・・・
実は多いんです。
以前インスタグラムのストーリーズのアンケート機能を使った調査を行ったところ、アイシングクッキーのお砂糖の量が気になる方の割合が全体の9割もいました。
アイシングクッキー教室の講師が、「自分の作ったアイシングクッキーは食べない」というのはアイシングクッキー業界では多くの人が知ってるあるあるです。やはり、作ってる本人が一番素材についてはわかっているはずですから当たり前のことですね。
特に通常アイシングクリームで使っているのは白砂糖の粉糖ですが、最近白砂糖の身体への弊害も色々言われてきました。
最近すごく気になるんです!
どんな弊害があるのかみていきましょう!
白砂糖の弊害
まず、よく言われている白砂糖の弊害は以下のようなものが挙げられます
- 肥満、体重増加
- 身体の糖化が進む
- ビタミン、ミネラルなどを失う
- 血糖値が乱高下しやすい
- 依存性がある
- 虫歯になりやすい
- キレやすくなる
- 落ち着きがなくなる
”疲れた時に甘いものが食べたくなる”
ということをほとんどの方が経験したことがあるのではないでしょうか?
砂糖は身体への吸収がとても早く、そのため血糖値が急激にあがることで人は「気分がハイになった」「疲れがとれた」
と脳が勘違いをしてしまうんです。
血糖値が急激に上がると、体はそれを下げようとして乱高下が起きます。
血糖値の乱高下は「糖化(とうか)」という現象を起こしますが、これは「からだの焦げ」とも言われ、老化を促進させてしまうんです。
このように白砂糖の身体への弊害から近年白砂糖を ”なるべく摂取したくない”という若い女性やママたちが増えてきています。
特に子育て中のママにとっては、子供が大好きな甘いものは、選び方がとても重要です。
そこで、白砂糖に変わって注目を浴びているのが甜菜糖なのです。
甜菜糖は嬉しいメリットがたくさんですよ
甜菜糖のメリット
まず甜菜糖とはどんなものなのでしょうか?
見た目は大根のようで別名「サトウダイコン」とも呼ばれますが、実はほうれん草の仲間です。
この甜菜という植物の根っこの部分を煮出して抽出された糖が「甜菜糖」です。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、フランス、ドイツなどヨーロッパでは、一般的に砂糖は「甜菜糖」を指します。
白砂糖の弊害が注目を浴びるようになってから、甜菜糖を利用する方もとても増えてきています。
それではなぜ、アイシングクッキーに使う粉糖を甜菜糖に変えることがいいのか?甜菜糖のメリットについてあげてみましょう
- 甜菜という植物から抽出された天然素材
- 甜菜は北海道で栽培されている国産だから安心
- オリゴ糖が入っているの腸に優しい
- カリウム、リン、カルシウムなどのミネラルが残っている
- 優しい甘さ
もちろんお砂糖には甜菜糖以外にも身体に優しいものや栄養分の残っているものがあります。
”色の茶色いものは栄養価が高い”
というのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
砂糖は精製された結果白く綺麗なお砂糖になります。
見た目には綺麗になりますが、栄養分なども一緒になくなってしまうのです。
それに引き換え、精製されていないお砂糖は茶色いのですが、栄養分などが残っているものとなります。
黒糖やきび糖、甜菜糖がこれに当たります。
ただこれらのお砂糖は茶色いため、クリームを着色してデザインも楽しむアイシングクッキーには不向きであり、アイシングクリームを作ることも難しいのです。
そんなアイシングに適したアイシングクリームには不向きのお砂糖の中で、甜菜糖はコツをつかめば、まるで白砂糖から作った通常のアイシングクリームのように使うことができるんです。
砂糖のとりすぎに注意!
世界保健機構(WHO)は糖分の摂取の影響を考え、肥満や虫歯を予防するために1日に摂取する量を25g程度とする指針を発表しています。
この25gとはどれくらいか想像つくでしょうか?
ティースプーン6杯分です。
私たちの生活の中で、お砂糖はなくてはならないものです。甘いお菓子に限らず、ソースやケチャップ、マヨネーズなどの調味料や、ジュース、飲むヨーグルトなど飲み物にも入っているなど、市販の食べ物にはたくさんの砂糖が入っています。
そのため多くの場合、甘いお菓子意外ですでに1日の規定の摂取量を超えている場合がほとんどのため、不必要に砂糖が多い食品を選ばないように気をつけたり、また砂糖の種類を、白砂糖よりも黒糖やきび糖、甜菜糖へ変えるなど、ストレスは最小限で身体に優しい食材を選べるといいですね!
まとめ
アイシングクッキーを作る時に、本当はみんな砂糖の量が気になっているのなら、せめて身体に優しいお砂糖ならば罪悪感もなくアイシングクッキーを楽しめるのではないでしょうか?
ですが、
「甜菜糖で作ってるからたくさん使ってもいい」わけではありません。
砂糖であることには変わりがないので、せっかく身体に優しいお砂糖を使っているならば、食べた時にも身体に負担のない量で楽しむことができた方が、食べたいアイシングクッキーになると思っています。
アイシングクッキー講師にある、「作ったアイシングクッキーは食べない」なんて悲しいですよね。
モリモリにお砂糖をデコレーションしなくても、アイシングクッキーってとっても可愛くてキュートなデザインもたくさん作れるんです。